その機能性調理器具、ホントに便利なの?
ちょっと便利そうだけど、買おうかどうしようか迷っている調理器具って
あったりしませんか?どれもこれも買ってみたいけれど、でも、
正直一つ一つが安いものではなかったり、置き場所に困ったりしそうです。
そんな時に、何を基準に試してみればいいのか、長年の主婦生活で
散々買い物の失敗を繰り返してきた筆者が、結局何が手元に
残ったのか?をお話ししつつ、もの選びについて考えてみました。
結論から言うと、私に向いていたのは、時短タイプの
”やや手の込んだ料理をなるべく時短で作る”
を可能にする道具でした。具体的には、”圧力鍋とハンディミキサー”
どちらも初代が壊れて買い替えています。つまり使い続けているということ。
圧力鍋は主に肉の煮込み料理に、ハンディミキサーはドレッシングや
お菓子作りに活用しています。
反対に使い続けることができなかったものとして、”保温鍋”があります。
まだ捨ててなくて、冬場のおでん作りにだけ使ってはいるのですが、
それ以外の使い道が私にとっては今ひとつピンとこないものでした。
では、何が自分にとってピッタリとくる道具なのかを見極めるには
どうしたら良いのか。仮に例を挙げてみていきたいと思います。
あくまでも一例としてご参考までにお読みください。
- 時短タイプ向けに圧力鍋、ハンディミキサー
- ほったらかしタイプ向けに保温鍋、オートクッカー
- 料理をワンランクアップ、せいろ、低温調理器
- 食材をまとめ買い、有効活用にシーラー(真空パック機)
時短タイプ向けに圧力鍋、ハンディミキサー
筆者は、比較的料理が好きな方です。外食は月に1〜2回程度で、
ほとんど自炊してます。家族の予定が混んでいると、なかなか
外食するのが難しいこともありますが、それにしても
料理はする方だと思います。また、そこそこ手の込んだ料理
なども作ってみたい方です。ルーを使わないビーフシチューなど
作ることもあります。
この時短タイプは、本当に15分で晩ご飯!というような時短
というよりは、真面目に作ったらまあまあ面倒な料理を
ショートカットできる時短、という意味合いの方が強いです。
圧力鍋は、長時間の煮込みとか骨まで柔らかくする料理などに
特に力を発揮する道具です。そういった、少し手の込んだ
料理をやろうとは思わない場合は持っていてもなかなか
使う機会がないです。
また、ハンディミキサーも、ドレッシング、ポタージュスープを作る時、
お菓子作りの時にグラハムクラッカーを粉々にするのに
一番活躍してくれています。なので、そもそもドレッシングとか
お菓子を作ろうとは思わない場合は玉ねぎのみじん切りには
役立つかとは思うのですが、それだけのために買うのは
少々もったいない気がする調理器具です。
なので、比較的料理好きな人におすすめの道具です。
ほったらかしタイプに保温鍋、オートクッカー
時短タイプの調理器具とは反対に、料理にあまり時間を
かけられない方が、それでも料理しなくてはいけない時に
役立つ調理器具と言えます。セットしてお出かけしてしまっても
問題ないので、外出が多い方や、働く主婦の方にも
便利な道具でしょう。
保温鍋は(◯ャトルシェフが有名)
出かける前にセットしておけば、じっくり味が染みた
おでんを作り上げることができます。カレーにも便利です。
ただ、夏場はあまり長い時間放置しておくと痛んでしまわないか
少し心配ではあります。
また、オートクッカー(パナソニックの◯ストロが有名)は、タイマーセットも
できるので、炊飯器のおかず作りバージョンという感じです。
しかも、かき混ぜてくれるので、かなり良い仕上がりになります。
ただのお鍋ではなく、蒸したり、圧力をかけて調理したり、
低温調理の機能もついているので、
使いこなせば相当便利な商品であることは間違いないです。
オートクッカーは値が張るので、買っても使わなかった、、、
というのはもったいないです。かなりたくさんの料理に対応
しているので、小さいお子さんがいて、手が離せないけど
手作りの料理を食べさせたいとか、それなりに料理はするんだけど
他にもやることがたくさんある方などに向いているのではないでしょうか。
料理をワンランクアップ、せいろ、低温調理器
蒸し器にもふたとおりあります。
大きな四角いアルミ鍋が二段になっている、茶碗蒸しなどを
よく蒸している図が思い浮かんでくるものと、中華鍋の上に
木製や竹製の”せいろ”を乗せて使うものの2種類です。
もし、一つ手に入れるとしたら、”せいろ”がオススメです。
筆者は過去に、18センチの両手鍋に段がついていて、
その段に2段のせいろを乗せて使うことができるセットを
持っていました。焼売を作ったり、温めたりするのにも
電子レンジとは格段の差で美味しく作れるので重宝してました。
そのほかにも、蒸し野菜とか、冷凍ご飯の温めとかにも
役立ってました。電子レンジに比べて、洗い物の手間は
ありますが、蒸し時間そのものは実は案外短いです。
中華鍋に乗せるタイプの大きいせいろであれば、丸ごと
中華風の蒸し魚なども作れますし、肉まんの温めにも
重宝しそうです。
低温調理器は50℃から70℃といった、普通の調理法では
なかなか再現しにくい温度帯で食材を調理することが
できる調理道具です。特に肉料理に適している気がします。
フライパンで焼いてしまうと、100℃を超えてしまうけれど、
実際はもっと低い温度でも十分に中まで火は通るし、
しっとりと柔らかく仕上がります。それを、ほったらかしに
しておいても、温度調節して仕上げてくれるという
優れものです。ローストビーフとか、鶏ハムなどが理想的な
美味しさに仕上がるのです。プロの料理人だったら、
このような器具がなくても、絶妙な火加減、焼き時間などで
こういった料理を再現できるのでしょうが、一般的には
難しいものです。
これらの調理器具は、お鍋やフライパンでは再現するのが
難しいレベルの料理を作り上げるのに適しています。
料理好きな人がさらなるレベルアップを目指すのもよし、
料理好きでなくても、さしたる苦もなく、かなりハイレベルの
料理を作ることができるので、週末だけしっかり料理を
楽しみたい、などという方も一つ持っていたら楽しめるのでは
ないでしょうか。
食材を賢くまとめ買い、有効活用にシーラー(真空パック機)
こちらは、いわゆる食材を長く良い状態で保存させるための器具です。
ビニール素材で食材を包み、それを真空状態にしてピッタリと付着させる
というものです。そのまま数日なら冷蔵保存もできますが、冷凍して
しまった方が、より長く良い状態を保つことができるでしょう。
週末に大量に食材を購入し、それを仕分けして、まとめて調理したり、
こういったシーラーで保存したり、調理計画をしっかりたててから
お買い物もそれに合わせて計画的に行うことができる方には
非常に役に立つ器具でしょう。筆者はそういった生活に憧れますが
行き当たりばったりな性格なため、こまめに買い物に行くことで
食品の鮮度を保たせるタイプです、、、(残念)
各種シーラーがあるため、物によって良し悪しがあるようです。
実際に使ったことがないため、こちらの比較サイトをご紹介します。
まとめ
さまざまな便利道具がありますが、自分のタイプにあった
ものでないと、せっかく買ってもお蔵入りすること間違いなしです。
自分の生活のパターンや性格を少し省みて、これだったら使えそうだな
というものがあれば、ぜひチャレンジしてみて欲しいです。
ピッタリくるものであれば、時間的にも精神的にも豊な生活に繋がります。